インターネットからラズベリーパイにアクセスする
ラズベリーパイに別のコンピュータを使って世界中のどこからでもインターネットを介して接続することができます。 1つはポート転送を使用する方法です。ポート転送をするにはルータの設定を変更する必要があります。 ルータを設定することで、自分のグローバルIPアドレスの特定のTCPポートに対するインターネットトラフィックを転送し、 自動的にローカルネットワーク上のラズベリーパイのIPアドレスにつなぐようにします。 ほとんどのルータでこの機能は利用可能で、ルータの設定用WEBページから設定することができます。 しかしながら、すべてルータの設定方法が同じなわけではなく、 現在使われている全てのルータに適用できるような使用説明はできません。 自分のルータの取り扱い説明書を参照する必要があります。 ファイアウォールを使用している場合や複数のルータを使用している場合は、 設定が難しくなるかも知れません。 ポート転送のデメリットは、グローバルIPアドレスのTCPポートがインターネット上に解放されてしまうことです。 これは良く知られているセキュリティの棒弱性で、慎重に管理しなければいけません。
ポート転送に代わる別の方法としては、Weavedサービスを使用する方法があります。 Weavedはラズベリーパイにインストールできるフリーソフトで、 ラズベリーパイにインターネットを介してどこからでも接続できるようになります。 SSH、VNC、HTTP、SFTP、またはTCPポートを、インターネットからポート転送を使わずにセキュアに利用することができます。
例えば、SSH接続を有効にしてインターネットからラズベリーパイに、 一般的なSSHクライアントソフトを使って接続するには、次の説明に従ってください。
https://developer.weaved.com/portal/members/betapi.php
ビデオチュートリアルもあるので、必要があれば役立ててください。
これで、ラズベリーパイにSSHを使って、ポート転送を使わずにインターネットから接続できるようになりました。
さらに助けが必要な場合は support@weaved.com にメールしてください。
このページについて
このページはラズベリーパイ財団が権利を保有するRaspberry Pi Documentationを五十嵐システムズが日本語訳したものです。
Creative Commons Attribution 4.0 International Licenceのもとで公開されております。
原文はhttps://github.com/raspberrypi/documentationの成果によって作成されています。
なお、このページは2015年6月に翻訳しており、それ以後の更新内容は翻訳に反映していないため、内容が原文とは異なる場合があります。