MAC OS上でのオペレーティングシステムイメージのインストール

Mac OSではコマンドラインのddツールを使用してSDカードに書き込むか、 グラフィカルツールであるImageWriterを使用する選択があります。

グラフィカルインターフェース

  • SDカードを挿入したSDカードリーダを接続してください。 FAT32でフォーマットしなければならないことに注意してください。
  • Appleメニューから、「このMacについて」を選択し、「詳しい情報...」をクリックしてください。 もしMac OS X 10.8.x Mountain Lionかそれより新しいバージョンを使用している場合は、 そのあとに「システムレポート」をクリックしてください。
  • 「USB」(もしSDカードリーダを内蔵している場合は「カードリーダ」)をクリックし、 ウインドウの右上の部分からあなたのSDカードを探してください。 それをクリックし、今度は右下の部分からBSDネームを探してください。 「diskn」などのように見えますが、nは数字になっています(例えば、disk4)。 この数字を確実に覚えておくようにしてください。
  • このディスクに上書きできるようにパーティションをアンマウントしてください。 やり方はディスクユーティリティを開いてアンマウントすることです(取り出しはしないでください。再接続しなくてはならなくなります)。 Mac OS X 10.8.x Mountain Lionの場合は、(アンマウントの前に)「ディスクの検証」が BSDネームを「/dev/disk1s1」などのように表示するので、前の2つのステップは省略できます。
  • ターミナルから下記を実行してください。
    sudo dd bs=1m if=path_of_your_image.img of=/dev/diskn
    nを前に覚えた数字で置き換えることを忘れないでください。

コマンドライン

  • もしコマンドラインが使えるのであれば、他のソフトウェアなしイメージをSDカードに書き込むことができます。
    diskutil list
    を実行してください。
  • SDカードのディスク(パーティションではなく)を特定してください。例えばdisk4(disk4s1ではなく)のように。
    diskutil unmountDisk /dev/<ディスク名>
    例えば、diskutil unmountDisk /dev/disk4
    sudo dd bs=1m if=image.img of=/dev/<ディスク名>
    例えば、sudo dd bs=1m if=2015-02-16-raspbian-wheezy.img of=/dev/disk4 GNU coreutilsをインストールしている場合、dd: invalid number '1m'というエラーになる可能性があります。 この場合、1Mを使用する必要があります。
    sudo dd bs=1M if=image.img of=/dev/<ディスク名>
    これには数分かかります。

その他の方法

注意: Mac OS XでSDカードを作成する際に問題が発生すると報告しているユーザーがいます。

これらのコマンドや行動には管理者権限を持つアカウントから実行される必要があります。

  • ターミナルからdf -hを実行してください。
  • SDカードを挿入したSDカードリーダを接続してください。
  • 再度df -hを実行し、前回表示されていなかった新しいデバイスを探します。 ファイルシステムのパーティションのデバイス名を覚えておきます。例えば/dev/disk3s1です。
  • ディスクへの上書きができるようにパーティションをアンマウントしてください。
    sudo diskutil unmount /dev/disk3s1
    (もしくは、ディスクユーティリティを開き、SDカードのパーティションをアンマウントしてください。 SDカードは取り出さないでください。再接続しなければならなくなります。)
  • パーティションのデバイス名から、「s1」を省略し「disk」を「rdisk」で置き換えることで、 ディスク全体を示す生のデバイス名を入手します。 もし間違ったデバイス名を使用するとハードディスクのすべてのデータを失いますので、これはとても重要です。 デバイス名が上記で説明したように、パーティションの名前ではなく(例えば、rdisk3s1ではなくrdisk3を使用する)、SDカード全体の名前であることを確認してください。 同様に、rdisk2やrdisk4といった他のSDドライブがあるかも知れません。 これは、MacのSDカードリーダにカードを差し込む前後に、再びdf -hコマンドを使用すれば確認することができます。 例えば、/dev/disk3s1/dev/rdisk3になります。
  • 最後に、このコマンドを使用してイメージをカードに書き込んでください。 先に示した生のデバイス名を使用してください。 上の手順を良く読み、正しいrdiskの数字を使用するよう注意してください。
    sudo dd bs=1m if=2015-02-16-raspbian-wheezy.img of=/dev/rdisk3
    もし上記コマンドでエラー(dd: bs: illegal numeric value) が発生する場合、bs=1mbs=1Mに変えてください。

    もし上記コマンドでエラーdd: /dev/rdisk3: Permission deniedが出る場合、 SDカードのパーティションテーブルがMacOSによって上書き禁止されていることが理由です。 次のコマンドを使用してSDカードのパーティションテーブルを消去してください。
    sudo diskutil partitionDisk /dev/disk3 1 MBR "Free Space" "%noformat%" 100%
    このコマンドはデバイスに書き込みを許可するパーミッションもまた与えます。 再度ddコマンドを試してみてください。

    ddは完了するかエラーが発生するまでは何も情報を表示しません。 完了時には、情報が表示されてディスクが再マウントされます。 しかしながら、もし進捗を確認したいのであればCtrl+Tキーを使用してください。 SIGINFOとttyの状態を生成し、プロセスの状態を表示します。
  • ddコマンドが終了した後、カードを取り出してください。
    sudo diskutil eject /dev/rdisk3
    (もしくは、ディスクユーティリティを開き、SDカードを取り出してください。)

この記事はeLinuxのWikiページRPi_Easy_SD_Card_Setup の内容を使用しています。 Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported licenseのもとで公開されています。

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このページはラズベリーパイ財団が権利を保有するRaspberry Pi Documentation五十嵐システムズが日本語訳したものです。
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