電源供給

ラズベリーパイの電源は5VのマイクロUSBです。 ラズベリーパイが要求する厳密な電流値は、何を接続するかによって変わります。 1.2A(1200mA)の電源を信用のおける小売店から購入すれば、 ラズベリーパイを動かすのには十分であることが分かっています。

一般的に、モデルBは接続する周辺機器によって700から1000mAを使用します。 モデルAは、周辺機器を接続しなければ、500mA程度の小さな電流を使用します。 ラズベリーパイが使用できる最大の電流は1Aです。 もし消費電流が1Aを超えるUSB機器を接続する場合には、 外部のUSB電源に接続しなければなりません。

ラズベリーパイの様々なインターフェースを使用することで、 ラズベリーパイの消費電流が増加します。 GPIOピン全体では50mAまでの電流を引き出すことができ、それぞれのピンに分配されています。 個々のGPIOピンは16mAまでの電流を引き出すことができます。 HDMIポートは50mA使用し、カメラモジュールは250mA、 キーボードとマウスは、小さいもので100mAから1000mAを超えることもあります。 ラズベリーパイに接続するデバイスの消費電流の比率に応じて電源を購入するようにしましょう。

電流の逆流について

USBハブがホストコンピュータ方向への電流を防ぐダイオードを持っていないとき、電流の逆流が起こります。 そうでないハブであれば、それぞれのポートに好きなように電源供給することができます。 気を付けて欲しいのは、ラズベリーパイに対してバックフィード(電流を逆流)させてしまうハブがあるということです。 これが意味するのは、別のもう1つの電源用マイクロUSBケーブルを介さずに、 通常のUSBケーブルの方からラズベリーパイに電流を流してしまい、電圧保護回路を飛び越えてしまうということです。 もしラズベリーパイにバックフィード(電流を逆流)させてハブにサージ電圧が発生するようなものを使用しているのであれば、 ラズベリーパイは潜在的にダメージを負ってしまうかも知れません。

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このページはラズベリーパイ財団が権利を保有するRaspberry Pi Documentation五十嵐システムズが日本語訳したものです。
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原文はhttps://github.com/raspberrypi/documentationの成果によって作成されています。

なお、このページは2015年6月に翻訳しており、それ以後の更新内容は翻訳に反映していないため、内容が原文とは異なる場合があります。