カメラの設定
カメラハードウェアのセットアップ
警告:カメラは静電気に弱いです。 PCBカメラを扱う前に自分自身を接地(アースに触れて)して静電気を逃がしてください。 アースバンドを持っていない場合は、水道の蛇口などに触るだけでも十分効果があります。
カメラボードはラズベリーパイに15本のリボンケーブルで接続します。 結合部は2つあり、リボンケーブルはPCBカメラとラズベリーパイに接続する必要があります。 ケーブルを正しい向きに接続しないとカメラは動きません。 PCBカメラ側は、ケーブルの裏の青い部分がPCBカメラの反対を向くようにします。 ラズベリーパイ側は、ケーブルの青い部分がLANケーブルの端子の方を向くようにします (モデルAを使っている場合は、LAN端子が付くであろう場所)。
PCBカメラ側とラズベリーパイ側でコネクタが異なりますが、 似たような方法で接続することができます。 ラズベリーパイ側は、コネクタの両端のタブを持ち上げます。 簡単にスライドできて、持ち上げると少しだけ回転できるようになります。 リボンケーブルを完全にスロットに差し込み、まっすぐに差し込まれていることに気を付けて、 タブをやさしく所定の位置まで押し下げてください。 PCBカメラ側も、タブを持ち上げてボードからはずし、 やさしくケーブルを差し込んでからタブを元に押し戻してください。 PCBカメラ側のコネクタはラズベリーパイ側よりも少し取り付けが難しいです。
カメラソフトウェアのセットアップ
コマンドライン上で次の手順に従って、 最新のカーネルとGPUファームウェアとアプリケーションを、ダウンロードしてインストールしてください。 これを正しく行うにはインターネット接続が必要です。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
それから、raspi-config
プログラムを使ってカメラを有効にする必要があります。
raspi-config
はラズベリーパイの最初のセットアップ時に使ったものです。
sudo raspi-config
カーソルキーをカメラオプションに移動して有効にしてください。
raspi-config
を終了すると再起動を要求されます。
カメラを有効にして再起動すると、正しいGPUファームウェアが(カメラドライバおよびチューニングとともに)動作し、
GPUメモリが割り当てられてカメラが正常動作に十分なメモリを確保できます。
カメラシステムがインストールされ動作していることをテストするには、次のコマンドを試してください。
raspistill -v -o test.jpg
カメラのプレビューが5秒間表示されてから、写真が撮られtest.jpgファイルとして保存されます。 この間、ディスプレイに様々な情報が表示されます。
トラブルシューティング
カメラのトラブルシューティングを参照してください。
このページについて
このページはラズベリーパイ財団が権利を保有するRaspberry Pi Documentationを五十嵐システムズが日本語訳したものです。
Creative Commons Attribution 4.0 International Licenceのもとで公開されております。
原文はhttps://github.com/raspberrypi/documentationの成果によって作成されています。
なお、このページは2015年6月に翻訳しており、それ以後の更新内容は翻訳に反映していないため、内容が原文とは異なる場合があります。